2019年3月11日月曜日

おおさかユニオンネットワーク
2019春闘大阪総行動 東リ本社へ抗議・要請行動

中小組合政策ネットワーク鳥井さん
3・8大阪総行動では東リ本社を抗議・要請先のコースに入れてもらった。大阪YMCA前からスタートし、大阪市役所、日本郵便近畿支社を回り、総行動の最後のプログラムとして、大阪から越境して兵庫県伊丹市の東リ前に闘う労組の仲間たちが結集した。これまで少人数で東リ前でビラまきをやってきたが、30名を超える人々が集まるのは初めてだった。この日はおおさかユニオンネットワークのメンバーだけでなく、東京から中小組合政策ネットワークの鳥井一平さんの参加もあった。おおさかユニオンネットワーク垣沼代表の挨拶を皮切りに、当該L.I.A労組の藤澤委員長の争議報告、それから鳥井さんから連帯の挨拶を頂いた。印象的だったのが、普段は温厚な藤澤委員長だが、この日の言葉には力があり、東リの不当な行為を許さないという強い思いがこもっていた。
東リ本社前藤澤委員長
門前で待ち構える東リの担当者に申し入れを行うときのことだった。東リ側の心ない対応に、歴戦の闘士達の怒りが爆発。一時、門前は騒然となった。東リの担当者は適当にあしらうように命令されていたのだろう。しかしここは垣沼代表の落ち着いた取り計らいで、若干の秩序を取り戻した。


垣沼代表申し入れ
この争議の本質は、本来、雇用責任を果たすべき東リが、その責任を丸投げし、違法に労働力の提供を受けることだけを目的として、偽装請負を行ってきたことだ。それに対しL.I.A労組は雇用責任を認める法律に基づいて、直接雇用を求めたところ、組合員だけを不当労働行為を持って職場から排除した。この労働者の権利を踏みにじる、あからさまな東リの違法行為に対して、日本の労働運動を牽引する闘志たちの怒りが爆発した格好だ。
東リへ申し入れ
申し入れの後、引き続き頂いた連帯の挨拶の中でも、東リが雇用責任から逃れようとしていることについては、繰り返し抗議の言葉が述べられた。特に、この夏に参議院議員選挙に立候補を予定している大阪教育合同労組の大椿委員長の言葉には、自分自身が雇い止めされた経験から、非正規労働者の解雇は許さないという強い気持ちが表れていた。
東リ本社前連帯の挨拶

大阪教育合同大椿さん
東リ本社前シュプレッヒコール