2019年2月24日日曜日

東リ偽装請負闘争街頭宣伝での出来事

 2月21日の夕刻、阪急伊丹駅前で街頭宣伝を行っていたときのことですが、バスを待っている人達にビラを配っていると、一人の女性が、私の訴えを熱心に聞いてくれました。彼女は「私の知り合いが、昔パナソニックのディスプレイを作っている工場で、派遣切りになったのよ。」とおっしゃられました。それは10年前、パナソニックPDP偽装請負事件があった時期のことのようです。彼女によると、その知り合いは男性で、当時55歳だったのですが、「家もあるし、家族子供もいるのに、これからどうしたらいいねん。」と怒り心頭だったとのことでした。
 「私も東リ伊丹工場から排除されて、仕事を奪われたのも、その人と同じ55歳でした。」と私は答えました。その時、私は自分と全く同じ痛みを抱えている人が他にもいるんだと思って、このような不正が許せないと改めて思いました。
 彼女はやってきたバスに乗車される時、笑顔で「お父さんも風邪を引かないようにね。頑張って下さい」と励ましてくれました。その言葉が凄く嬉しかったのと、この様な地道な活動でも、少しづつ人々の耳に届き、私たちの訴えが広まっていくのだと感じました。
L.I.A労働組合 執行委員長 藤澤 泰弘




2019年2月4日月曜日

『労働契約申込みみなし制度』裁判 
公正判決を求める署名活動始めました。

 全国で初めての2015年10月施行の労働者派遣法の規定(労働契約申込みみなし制度)を使った裁判が進行中です。この裁判は違法派遣・偽装請負から直接雇用契約成立の地位確認を求めるものです。この法律によって民間の企業を相手にした裁判は、まだ全国で、わがL.I.A労組と全港湾名古屋支部日興サービス分会の2例だけです。どちらが先に判決に至るかどうかはわかりませんが、この判決がこれから追随するケースの前例となるので、必ずや勝利しなければなりません。当会の大橋直人共同代表が言うように、「勝たなければ、この法律自体が死文化してしまう」ことになります。勝利判決に導くためには、今、考えられるべき最善の方法を取らなければなりません。「やれることはやる。」この言葉は、先日東京で行われた非正規労働者の権利実現全国会議で、京都放送労組の古住副委員長が闘争報告に際し言ったことです。シンプルな言葉ですが、数々の結果を残してきた労組で尽力されている方の言葉だけに、心に突き刺さるのもがありました。勝つためには、裁判傍聴への動員、世論の喚起などあらゆる手を講じなければなりません。
 裁判の進行状況としては、これから証人尋問へと入って行くところですが、まだ準備段階で、おそらく夏ぐらいになるだろうと思われます。まだ判決までには時間がかかりそうですが、その間に神戸地裁に対する公正判決を求める署名を集めたいと思います。何としてでも勝利したいので、皆様、ご協力お願いします。

           第1次集約 3月末
           第2次集約 7月末
           第3次集約 10月末
           第4次集約 最終弁論期日

           目標、3万筆!

 お手数ですが、添付ファイルをダウンロードの上、署名をお願いします。署名用紙は下記住所まで郵送してください。

〒534-0024 大阪市都島区東野田町4丁目7−26–304 なかまユニオン気付
東リの偽装請負を告発し直接雇用を求めるL.I.A労組を勝たせる会