2019年1月16日水曜日

兵庫県労働委員会不当労働行為救済申立第二回審問

1月15日(火)
 この日、兵庫県労働委員会で不当労働行為救済申立の最終陳述がありました。予定では陳述書提出だけで終わることになっていましたが、申立人L.I.A労組側から口頭陳述を労働委員会に求めました。兵庫県労委では前例がありませんでしたが、労働員会委員長、被申立人の了解を得て、異例の口頭陳述を行いました。以下、申立人代表者の藤澤委員長の陳述を記載します。


申立人最終陳述書

審理を終えるに当たって、本件は組合員個人の生活に関わる不利益取扱の救済を求めるものでもあり、組合員らを代表して意見を申しあげます。
私自身は、37歳だった平成11年1月19日に,有限会社ライフ・イズ・ア-トの社員となり、それからずっと東リ伊丹工場で18年以上も働き続けてきました。
平成27年に労働組合をつくって自分たちの労働条件を見直す中で、ライフイズアート代表者の傲慢での理不尽な振る舞いを正してきました。ライフイズアートは撤退することになり、長年にわたる偽装請負状態を解消しようと労働組合としても取り組む矢先にこの事件は起きました。
 私が有限会社ライフ・イズ・ア-トに入社して、巾木工程に従事したころは、3班で3交代勤務、1班4名体制で、各班に東リの正社員が2名、有限会社ライフ・イズ・ア-トの従業員が2名でした。以降、東リの正社員は現場から少しずつ減っていったものの、平成22年頃までずっと有限会社ライフ・イズ・ア-トの従業員と、東リの正社員が東リ伊丹工場巾木工程の現場に混在して仕事をしていました。その後、現場での東リ社員との混在がなくなってからも、東リ製造課の正社員スタッフから随時業務について指示を受けて働いていました。
しかし、私はこのような働かされ方が、労働者派遣法・職業安定法などに違反していることを、労働組合を結成して活動するまで気づきませんでした。
 私の給料は、18年間でほとんど上がっていませんが、仕事は東リの正社員に負けないとの自負をもっています。東リで働いてきた事実を踏まえて、これからも働き続けられる環境を求めただけで、職場から追い出されるようなことはしていません。このような不当な行為が許されていいはずがありありません。
 労働委員会の審問の場において、長森元工場長は私たちに話していたことを否定する嘘の証言を行い、さらに自分は冷たいのだと居直っていました。長森工場長が会社のためで嘘をつくことを正当化しようとしているのでしょうが、私は真実を曲げる嘘を許せません。
 私は労働委員会で絶対に嘘をついていません。これまでも真面目に働き生活をしてきました。偽装請負状態で仕事をさせてきた東リが責任逃れして、従業員にも嘘をつかせることを許せません。東リの意向を酌んで、熟練工ばかりの組合員を工場から追い出す手助けをしたシグマテックの不当労働行為も許せません。
 私は職場から排除され、もうすぐ丸2年になります。失業手当もなくなり、年齢の制約もあり、仕事を選ぶことはできません。このまま不正がまかり通ることがあってはならないと信じています。
 労働委員会が、不正義をゆるすことなく、私たちの労働組合の権利をまもっていただく命令をだしていただきますよう強く願います。
以 上


15日天満橋OMMビル(東リ大阪営業所)前 街頭宣伝

15日街頭宣伝シュプレッヒコール!